・コストコの「おうちで豆腐」ってどんな商品?
・本当に電子レンジで豆腐が固まるの?
・作り方は難しい?何分でできる?
・味はスーパーの豆腐と比べてどう?
・値段は高い?1回あたりいくら?
という方に向けてコストコ歴26年の30代男サラリーマンが解説します
結論から言うと、コストコのおうちで豆腐は袋を開けて混ぜ、レンジにかけるだけで、出来立ての豆腐が味わえる手作りキットです。作り始めから食べるまで約15分。大豆の味はスーパーの豆腐よりはっきり濃く、幼児の子どもも美味しそうに食べていました。
ただし、作り方どおりに作っても、固さは豆乳プリンくらいで、器の下のほうはサラサラのままでした。ふちもポロポロと分かれて、きれいに均一には固まりませんでした。
調べてみると、これはメーカー自身が「電子レンジの特性上」起こりうると説明していることでした。この記事では、実際に作った結果と、均一に固めたいときの対策(メーカーが紹介している蒸し器での作り方も含めて)をまとめています。値段は798円で、1回あたり約160円です。
おうちで豆腐の紹介

豆乳とにがりが5回分セットになったキット
おうちで豆腐は、三重県の横山食品が作っている手作り豆腐キットです。中身は豆乳(200g)とにがり(11ml)が5回分。豆乳とにがりを混ぜて加熱すると、豆腐になります。

豆乳は国産大豆を使い、大豆固形分10%以上という濃いめのもの。にがりは塩化マグネシウムと硫酸マグネシウムが主成分です。原材料はシンプルで、余計なものは入っていません。
内容量、値段、カロリー

| 商品名 | おうちで豆腐 レンジで簡単 |
| メーカー | 横山食品(三重県津市) |
| 内容量 | 豆乳200g×5袋、にがり11ml×5袋 |
| 値段 | 798円(税込)※定価998円から200円引きのとき |
| 1回あたり | 約160円(定価なら約200円) |
| 原材料 | 豆乳:大豆(国産)/にがり:塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、食品素材(食塩) |
| 保存方法 | 要冷蔵(0〜10℃) |
| 賞味期限 | 購入時点で約7ヶ月先(2026年10月購入で2027年5月) |
※2026年10月時点
パッケージの栄養成分表示(1食あたり・推定値)はエネルギー100kcal、たんぱく質10.6g、脂質4.0g、炭水化物5.4g、食塩相当量0.2gです。たんぱく質がしっかり摂れて、塩分はほとんどありません。
要冷蔵なのに、賞味期限が約7ヶ月と長い
意外だったのが賞味期限です。豆乳の袋に印字されていた期限は購入からおよそ7ヶ月先でした。普通の豆腐は数日しか持たないので、冷蔵庫に置いておいて、食べたいときに作れるのは大きな利点です。
ただしパッケージには「温度が低すぎると凍結し、解凍しても元の品質には戻りません」という注意書きがあります。冷蔵庫の吹き出し口の近くなど、冷えすぎる場所は避けてください。
作り方|レンジで90秒+10分蒸らすだけ

作り方は箱の側面に書かれています。用意するのは耐熱容器・スプーン・ラップだけです。
- 耐熱容器に豆乳1袋とにがり1袋を入れる
- 泡立たないように、スプーンでゆっくり20回混ぜる
- ラップをかけて、600Wで1分30秒加熱する
- 加熱後、そのままレンジの中で10分蒸らす
- 完成
筆者は直径15cmほどの陶器の器で、書かれているとおり600Wで1分30秒加熱し、10分蒸らしました。作り始めから食べるまで約15分。いちばん長いのは蒸らしの10分で、その間はほったらかしです。
実際の作業は「袋を開けて、少し混ぜる」だけ
「手作り豆腐」と聞くと大変そうですが、作業量は袋を開けて少しかき混ぜる程度です。料理というより、カップ麺に近い手軽さでした。
手順が簡単なので、小学生くらいのお子さんなら一緒に作れると思います。わが家は子どもがまだ幼児なので一緒には作りませんでしたが、作るところは見せてあげられます。ただし加熱後の器は熱いので、取り出すのは大人がやってください。
泡は、気をつけても出てしまいました

「泡立たないように」とあったので、ゆっくり混ぜたつもりでした。それでも写真のように小さな泡ができてしまいました。完成した豆腐にも少しポツポツと泡の跡が残りましたが、味には問題ありませんでした。見た目を気にしないなら、神経質になりすぎなくて大丈夫です。
実食レビュー|大豆の味はスーパーの豆腐より濃い

⭐ 大豆の風味がしっかり濃い
まずは何もかけずに、そのまま食べました。大豆の味が、スーパーの豆腐よりはっきり濃いです。大豆固形分10%以上の濃い豆乳を使っているので、納得の味でした。
出来立ての温かいうちに食べたので、湯気と一緒に大豆の香りが立つのも良かったところ。冷たい豆腐では味わえない楽しみ方です。そのあと醤油だけかけて食べましたが、大豆の味が濃いので醤油だけで十分でした。
⚠️ 固さは豆乳プリンくらい。下のほうはサラサラのまま
一方で、固まり方は想像と違いました。全体に豆乳プリンのようにかなり柔らかく、器の下のほうはあまり固まらずサラサラの状態でした。スプーンですくえる部分はなめらかですが、「豆腐」というより「とろとろの寄せ豆腐」に近い仕上がりです。
また、写真のとおりふちの部分がポロポロと分かれて、真ん中との固まり方に差が出ました。作り方どおりに作ったので、きれいに均一には固まらないものと考えておいたほうがよさそうです。
なお、パッケージには湯葉の膜ができることがあると書かれていますが、今回はできませんでした。
幼児の子どもも美味しそうに食べていました
柔らかい仕上がりは、小さな子どもには逆に食べやすかったようです。幼児の子どもも美味しそうに食べていました。味付けなしでも大豆の甘みがあるので、そのままでも食べてくれます。
1袋(豆乳200g)で大人2人分くらいの量です。主菜というより、小鉢やおやつ感覚の量と考えてください。
固まらない・均一にならないときの対策
「レンジでは、これが限界なのか?」と気になって、メーカーの公式サイトを確認しました。
メーカーも「電子レンジの特性」と説明しています
横山食品の公式サイトには、次のような説明がありました。
- 電子レンジの特性上、すが入ったり、突沸が起こったりすることがある
- 電子レンジの種類によって、加熱の具合が変わることがある
- 少しゆるめでも大丈夫で、蒸らすことで固まる
つまり固まり方にムラが出るのは、ある程度は電子レンジで作る以上避けにくい、ということです。筆者の仕上がりが均一でなかったのも、作り方を間違えたわけではなさそうです。
そのうえで、次に作るときに試したい対策を挙げておきます。いずれも筆者はまだ試していません。
対策① 加熱を10秒ほど延ばす(未検証)
下のほうがサラサラのままだったので、加熱がわずかに足りなかった可能性があります。次回は600Wで1分40秒ほどに延ばしてみるつもりです。レンジの機種によって加熱具合が変わるとメーカーも書いているので、10秒ずつ調整するのが安全だと思います。
ただし加熱しすぎると、すが入ったり、ふきこぼれたりするおそれがあります。一気に延ばさないでください。
対策② 蒸し器で作る(メーカー公式の「本格派」の作り方・未検証)
箱には書かれていませんが、メーカーの公式サイトには蒸し器を使う作り方も紹介されています。
- 耐熱容器に豆乳1袋とにがり1袋を入れ、泡立たないようにゆっくり20回混ぜる
- 蒸し器のお湯を沸騰させておき、容器にラップをかける
- 鍋にフタをして、中火で10分蒸す
電子レンジと違って、蒸気で周りからじっくり温めるので、固まり方のムラは出にくいはずです。手間は少し増えますが、きれいに均一な豆腐を作りたい方はこちらを試してみてください。
対策③ 泡を立てない・蒸らし時間を守る
基本ですが、混ぜるときはゆっくり、蒸らしの10分は途中で扉を開けないことです。メーカーも「蒸らすことで固まる」と説明しているので、蒸らしを短くすると、さらに固まりにくくなると考えられます。
対策④ 小さめの器に分けて加熱する(未検証)
豆乳メーカーのスジャータが紹介している電子レンジでの手作り豆腐では、豆乳を100mlずつ小分けにして加熱し、固まりが弱ければ10秒ずつ追加する方法がとられています。
筆者は200gを直径15cmの器ひとつで作りました。量が多いほど、中心と端で温まり方に差が出やすいはずなので、1袋を2つの小さな器に分けて作ると、ムラが減るかもしれません。次回試してみます。
スーパーの豆乳とにがりでも作れる?分量の注意点
作ってみて思ったのは、中身は豆乳とにがりだけということです。それなら、スーパーの豆乳に市販のにがりを入れても、同じように作れそうです。気になったので調べてみました。
⚠️ このキットと同じ分量で、市販のにがりを入れないでください
このキットは豆乳200gに、にがり11mlです。ただし付属のにがりは「豆腐用凝固剤製剤」で、食塩なども入った薄められたものです。
市販のにがりはもっと濃く、スジャータは豆乳に対して1%が目安としています。豆乳200gなら約2mlです。太子食品のレシピでも、豆乳500mlに対してにがり10gを水30ccで薄めて使い、商品ごとに濃さが違うので表示に従うよう書かれています。
よって、キットと同じ11mlを市販のにがりで入れると入れすぎになります。にがりが多すぎると、塩辛くなったり苦みが出たりするそうです。にがりのパッケージに書かれた分量を守り、少なめから試すのが安全です。
豆乳は「無調整」で「大豆固形分10%以上」を選ぶ
もうひとつ大事なのが豆乳選びです。手作り豆腐のレシピでは、無調整豆乳で、大豆固形分10%以上のものがすすめられていました。大豆固形分が多いほど固まりやすいそうです。
このキットの豆乳も大豆固形分10%以上です。スーパーでよく見かける無調整豆乳は大豆固形分8%前後のものも多いので、パッケージの表示を確認して、濃いものを選ぶのがポイントです。砂糖などが入った調製豆乳は向きません。
キットとの違い
自分で用意する場合は、分量を量る手間が増え、うまく固まるまで何度か調整が必要になるかもしれません。一方で、好きな量を作れて、豆乳を選べるのは利点です。
このキットは分量がすでに決まっていて、袋を開けて混ぜるだけなのが一番の価値です。「まずは失敗せずに出来立て豆腐を味わいたい」ならキット、「気に入ったので普段から作りたい」なら豆乳とにがり、という使い分けになりそうです。
なお、筆者はまだスーパーの豆乳とにがりでは作っていません。試したら、この記事に結果を追記します。
🫘 スーパーの豆乳で作ってみたい方へ
この「おうちで豆腐」と同じ商品は、楽天・Amazonでは見当たりませんでした。
にがりがあれば、無調整豆乳から手作り豆腐が作れます。分量はにがりのパッケージの表示に従ってください。
値段とコスパ|1回約160円、1人前約80円
筆者は798円(定価998円から200円引き)で買いました。5回分なので1回あたり約160円、大人2人で分けると1人前約80円です。定価なら1回あたり約200円になります。
正直に言うと、豆腐の量だけで比べれば、スーパーの豆腐のほうが安いです。この商品の値段は「豆腐の値段」というより、出来立ての温かい豆腐を家で味わう体験の値段と考えるのが正確だと思います。
そのうえで、国産大豆の濃い豆乳を使っていて、7ヶ月ほど日持ちして、15分で出来立てが食べられる。たまの楽しみとしてなら、十分に納得できる値段でした。
デメリット・注意点
① きれいに均一には固まらない
作り方どおりでも、ふちがポロポロになり、真ん中との差が出ました。メーカーも電子レンジの特性と説明しています。見た目のきれいな豆腐を期待すると、がっかりするかもしれません。
② かなり柔らかく、下のほうはゆるいまま
仕上がりは豆乳プリンくらいの柔らかさで、器の底のほうはサラサラでした。冷奴のように角の立った豆腐にはなりません。
③ 普通の豆腐よりは割高
1回あたり約160円(定価なら約200円)で、量は大人2人分ほど。毎日の豆腐として買うものではありません。
④ 凍らせると元に戻らない
要冷蔵の商品で、凍結すると解凍しても元の品質には戻らないと注意書きがあります。冷凍保存はできないので、冷蔵庫の冷えすぎる場所も避けてください。
売り場
冷蔵の豆腐売り場にありました。チーズなどが並んでいる冷蔵コーナーの近くです。要冷蔵の商品なので、買ったあとは早めに冷蔵庫へ入れてください。店内マップは滋賀東近江倉庫店で、個人作成なので参考としてご覧ください。

よくある質問(FAQ)
Q. 本当に電子レンジで豆腐が固まりますか?
A. 固まりますが、かなり柔らかく、ムラが出ます。作り方どおり600Wで1分30秒加熱し10分蒸らしたところ、豆乳プリンくらいの柔らかさで、器の下のほうはサラサラのままでした。メーカーも「電子レンジの特性上」仕上がりに差が出ることがあると説明しています。
Q. 作るのに何分かかりますか?
A. 約15分です。混ぜて、レンジで1分30秒加熱し、そのまま10分蒸らします。いちばん長いのは蒸らしの時間で、その間は何もしなくて大丈夫です。
Q. 固まらないときはどうすればいいですか?
A. 筆者はまだ試していませんが、加熱を10秒ずつ延ばす、小さめの器2つに分けて加熱する、メーカー公式サイトで紹介されている蒸し器での作り方(中火で10分蒸す)のいずれかを試すのがよさそうです。加熱しすぎると、すが入ったりふきこぼれたりするので、少しずつ調整してください。
Q. スーパーの豆乳とにがりでも作れますか?
A. 作れるはずですが、このキットと同じ分量(豆乳200gににがり11ml)で市販のにがりを入れるのは避けてください。付属のにがりは薄められた製剤で、市販のにがりはもっと濃いためです。豆乳メーカーのスジャータは「豆乳に対して1%が目安」としています。にがりの表示に従い、少なめから試してください。豆乳は無調整で、大豆固形分10%以上のものがおすすめです(筆者は未検証)。
Q. 味はスーパーの豆腐と比べてどうですか?
A. 大豆の味がはっきり濃いです。国産大豆を使った大豆固形分10%以上の豆乳なので、何もかけずに食べても大豆の甘みと風味が感じられます。醤油だけで十分おいしく食べられました。
Q. 1袋で何人分ですか?
A. 豆乳200gで、大人2人分くらいです。小鉢やおやつくらいの量になります。
Q. 子どもと一緒に作れますか?
A. 作業は袋を開けて少し混ぜる程度なので、小学生くらいなら一緒に作れると思います。加熱後の器は熱いので、取り出しは大人がしてください。わが家の幼児は一緒には作りませんでしたが、出来上がった豆腐は美味しそうに食べていました。
Q. 賞味期限はどれくらいですか?
A. 筆者が2026年10月に買ったものは、2027年5月まででした。要冷蔵ですが約7ヶ月持つので、冷蔵庫に置いておいて食べたいときに作れます。ただし凍らせると元に戻らないので、冷凍保存はできません。
Q. 温かいまま食べるのと冷やすのは、どちらがいいですか?
A. パッケージにはどちらの食べ方も載っています。筆者は出来立ての温かいまま食べました。湯気と一緒に大豆の香りが立つので、この商品ならではの楽しみ方は出来立てだと思います。冷やして食べる方法はまだ試していません。
総評
コストコのおうちで豆腐は、15分で出来立ての温かい豆腐が味わえる、手軽な手作り豆腐キットでした。
- 大豆の味がスーパーの豆腐より濃い。醤油だけで十分おいしい
- 作業は混ぜるだけで、片付けも簡単
- 国産大豆使用で、要冷蔵ながら約7ヶ月日持ちする
- 柔らかいので、幼児でも食べやすい
一方で、電子レンジだと固まり方にムラが出て、かなり柔らかい仕上がりになります。きれいな豆腐を作りたい方は、蒸し器での作り方を試すのがおすすめです。
美味しさ ★★★★☆
コスパ ★★★☆☆
おすすめ ★★★☆☆
出来立ての豆腐を味わってみたい方、大豆の風味を楽しみたい方には、ぜひ一度試してほしい商品です。
🫘 家で出来立ての豆腐を作ってみたい方へ
コストコの「おうちで豆腐」は通販では見当たりませんでしたが、にがりがあれば無調整豆乳で手作りできます。分量はにがりの表示に従って、少なめから試してください
同じ冷蔵売り場で買えるおすすめ
おうちで豆腐が並んでいるのは、チーズなどの冷蔵コーナーの近くです。あわせてチェックしたい商品はこちら。
- イル・ド・フランス ミニカマンベール……個包装の白カビチーズ。食べきりサイズで使いやすい
- キリ クリームチーズ……個包装のクリームチーズ。おやつやおつまみに